北朝鮮が2児拉致か 捜査本部設置へ
1973年、東京都内で失踪した北海道出身の女性の2人の子供が北朝鮮に拉致された疑いが強まり、警視庁と兵庫県警は、来週にも捜査本部を設置する方針を固めました。
北海道出身の主婦、渡辺秀子さん。渡辺さんは1973年、6歳の長女・敬美ちゃん、3歳の長男・剛ちゃんとともに忽然と姿を消しました。
失踪直前、渡辺さんは東京・品川区にある貿易会社を訪ねていました。なぜ、ここを訪ねたのでしょうか。
公安当局のファイルに保管されている1枚の写真。渡辺さんの夫、高大基氏です。渡辺さんと高大基氏は北海道で知り合い、67年に結婚しました。その後、一家は埼玉県で暮らしていましたが、実は、夫には裏の顔がありました。
「(警察が)『おじゃまさせてください』とトイレに潜った。窓からずっと家の様子を見ている。警察は(高氏は)密入国で船できて、仕事としてきていると言っていた」(近所に住んでいた人【2003年】)
実は、北朝鮮の工作員だった夫・・・。
「(秀子さんが)『うちのダンナは工作員なの』と言った。私はエンジニア、職人だと思って。『工作員って職人さんだから、お金持ちなんだね』と渡辺さんに言いました。渡辺さんは何も言わず、笑ってました」(渡辺秀子さんの親友)
結婚の6年後、夫が突然、姿を消します。渡辺さんは幼い2人の子供を連れ、夫の行方を捜しました。行き着いたのは、夫の勤務先だった貿易会社。しかし、この会社こそ、警察当局が北朝鮮の工作員の活動拠点と見ていた会社だったのです。
関係者の証言によりますと、渡辺さんは、その際、会社の実態が明るみになるのを恐れた複数の工作員らによって殺害され、子供2人は、北朝鮮に拉致されたというのです。
「政府と、あとマスコミの皆様のお力を十分にお借りしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」(渡辺秀子さんの妹、鳥海冏子さん【2003年1月】)
この疑惑について、警視庁と兵庫県警は極秘に捜査を進めてきました。その結果、子供2人が北朝鮮に拉致された疑いが強まったと判断。来週にも捜査本部を設置する方針を固めたのです。(04日17:53)
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