【米亡命脱北者】「こんな世界があるとは思ってもみなかった」 | trycomp2のブログ
「わたしが教育を受けた場所とはあまりにも違う世界でした。こんな世界があるとは思いもしませんでした」
今月5日、米国に到着した6人の脱北者のうちの一人が、打ち明けた最初の感想だ。「ハンナ」と名乗ったこの20代の女性は「身辺の安全と北朝鮮に残してきた家族のため、本名は明かせない」とした。一行が米国に到着して6日目となる10日、ハンナさんと彼らを支援しているトゥリハナ宣教会のチョン・ギウォン牧師に電話で話を聞くことができた。
-何がそれほど違うのか。
「すべてにおいて違う。人も、家も、道も…」(これ以上言葉が続かなかった)
-「本当に憎い敵」と教えられた米国人と実際会ってみてどうだったか。
「皆さん紳士的で…、北朝鮮で聞いていたのとは違い、とても親切だ」
-米国の空港に降りたとき、最初に考えたことは。
「(長い沈黙の後)何も考えられなかった。今ここにいること自体、夢のようだ」
-米国に到着して最初に希望したものは。
「テンジャン(韓国みそ)とキムチを欲しがった」(チョン・ギウォン牧師)
一行は今月5日午後5時30分にユナイテッド航空の便で米国東部ニュージャージー州のニューアーク空港に到着、一般人と同じ入国審査を受けた。ニュージャージー州の一時定着施設に移された後、近郊のスーパーマーケットで買ってきたテンジャンやキムチなど韓国食品で食事を取った。以下はチョン牧師との通話。
-今後の日程はどうなっているか。
「6カ月間、定着プログラムに沿って健康診断と米国生活についての教育を受ける予定だ」
-韓国のように定着金のような手当は支給されるか。
「定着金はない。代わりに労働許可証が発給された。米国に向かう際、航空運賃を後で働いて返すとの誓約書にも署名した」
脱北者らは労働許可証を身分証明書代わりに、各自で運転免許を取得し、英語を学び、職業を見つけなければならないという。そして1年後に永住権が与えられるとのこと。チョン牧師は「一時定着施設には6カ月間滞在できるが、すぐに宣教会の方で引き取る予定」とし、「まず住む家を準備する必要があり、家を貸してくれる篤志家を求めている」と話した。また6人のうち25歳以下の3人については学校に入学させる予定だという。チョン牧師は「彼らに続く第2陣の入国が予定より早まる可能性もある」とし、「その後も脱北者の米国入国は続くだろう」と付け加えた。
ワシントン=ホ・ヨンボム特派員
朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)
