拉致被害者帰国3年の心境 | trycomp2のブログ

拉致被害者帰国3年の心境

北朝鮮による拉致被害者で、新潟県柏崎市の蓮池さん夫妻と、佐渡市の曽我ひとみさん、それに福井県小浜市の地村さん夫妻が、15日で帰国から3年になるのを前に、それぞれコメントを発表し、現在の心境とともに拉致問題の早期解決を願う強い思いを表しました。
このうち、蓮池薫さん・祐木子さん夫妻は「家族全員が自立の道を一歩一歩進んで来ることができました。子どもたちにはできるだけ勉強させ、そのなかで、自分の望む道を見つけさせてやりたいと思っています。決して受け身になることなく前向きにやって参りたいと思います」と帰国から3年たった今の心境を表しました。そのうえで、帰国が実現しないほかの拉致被害者について、「日本政府がすべての知恵をふりしぼって早期の問題解決、被害者の全員帰国を実現していただきたいと心から願います。最大限の協力を惜しまないでいくつもりです」として、問題の早期解決を願う強い思いを示しています。また、曽我ひとみさんは、夫のジェンキンスさんや長女の美花さん、それに次女のブリンダさんの家族4人について「今はそれぞれが自分の将来を考えながら日々努力して過ごしています。子どもたちの日本語も日々上達し、近い将来の夢を話し合っています」と今の生活についてつづり、そのうえで一緒に拉致され、今も行方がわからない母親のミヨシさんについて、「私のこの3年間は、家族を取り戻すことと同様に母の行方を探すことでもあったのです。母の所在がわからぬまま先に帰ってきた私を許してほしいと思い続ける毎日でした。この先も母の行方がわかるまで決してあきらめることなく、母の行方を探す努力をしていきたいと思っています」と記し、母親との再会を願う決意を表しています。さらに、地村保志さん富貴恵さん夫妻は、「感激と苦悩、喜びと悲しみが入り交じった複雑な日々」だったと述べ、帰国からの3年間を振り返っています。そして「今では家族全員がひとつ屋根の下で暮らしながらそれぞれが社会復帰や就職、進学を果たし将来の希望を抱いて励んでいます」と述べ、家族そろって日本で暮らす喜びを表しています。その一方で、「いちばん気がかりなことは、北朝鮮に拉致された方々の安否確認と生存者の帰国がいまだに実現していないこと」と述べ、今後、日本と北朝鮮の政府間協議で拉致問題を最優先課題として取り上げ、早期に解決するよう求めています。
NHKニュース