内閣情報官:三谷氏抜擢 官邸は人事でも「安倍色」 | trycomp2のブログ
政府は28日、内閣情報官に三谷秀史・警察庁外事情報部長を充てる人事(4月1日付)を決定し、1月の2人の官房副長官補の交代と合わせ、首相官邸の内政・外政・情報部門トップが新体制に変わる。内閣情報官は、国内外の機密情報を収集、分析する官邸内の元締め。三谷氏の起用には、「ポスト小泉」の本命とされる安倍晋三官房長官の後押しもあった模様で、官邸は小泉純一郎首相の退任後もにらんだ体制へシフトしつつある。
「安全保障、有効な外交の展開のためにも、情報官は極めて重要だ。短期間でなく、ある程度の期間務めていただく。海外の情報コミュニティー(関係部局)と付き合う役割も果たしていただけると期待している」
安倍氏は記者会見で、慣例より年次の若い三谷氏抜てきの理由を、こう説明した。安倍氏は以前から、政府の対外インテリジェンス(情報収集・分析)力に不満だった。自ら関心の高い外交・安保への貢献に言及しただけでなく、就任前に在任の長期化を明言したのは異例だ。三谷氏は国際情報畑のエキスパート。拉致事件などで対北朝鮮への「圧力」を強める安倍氏の期待の程をうかがわせる。
内閣情報官は警察庁出身者の「指定ポスト」。官邸内には昨年末、経済産業省など他省庁からの起用を探る動きもあったが、「国際的な情報コミュニティーで活躍するには、警察庁出身者でないと無理」(政府筋)との判断で結局見送られた。
警察庁OBでは、1月に勇退した奥村萬寿雄・前警視総監や金重凱之元警備局長らが候補に挙がったが、3月半ばに「官邸の意向」(同)として三谷氏の名前が急浮上。テロ対策や対北朝鮮などの情報収集の実績から、起用が決まった。
一連の調整は、小泉首相や首相周辺の意向も取り付けた安倍氏の判断で進められたとされ、人事でも影響力を増しているようだ。【犬飼直幸】
毎日新聞 2006年3月29日 3時00分
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