「北朝鮮の主導力強まる」の見方も 南北首脳会談延期
南北首脳会談の延期が18日発表されたことについて、韓国統一省の李寛世次官は記者団に「北は復旧作業で大変だ。言葉通り、水害が理由のようだ」と語った。李在禎(イ・ジェジョン)統一相も同日夕に開いた同省緊急幹部会議で「不可避な天災だった」と語り、延期はやむを得ないとの考えを示した。
会談が大統領選の2カ月前に開かれることで、訪朝団への不参加を表明した野党ハンナラ党の政治攻勢が強まりそうだが、李柱欽外交安保研究院長は「会談が国内政治の影響を受けることはないだろう」とみる。
一方、関係筋によれば、延期は韓国政府にとって寝耳に水の出来事だった。「北が豪雨による延期を求めてくるのでは」と予測する関係者もいたが、大統領府幹部は「北は非常に友好的だ。そんなことはありえない」と一蹴(いっしゅう)、対策を考えてこなかった。
北朝鮮は00年の南北首脳会談でも日程を延期した。北朝鮮の情勢に詳しい西江大学の金英秀教授は「韓国はますます、首脳会談頼みになる。北の主導権はますます強まり、さらなる延期や中止もありうる」とみる。
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