2児拉致、工作員の女を国際手配
子供2人が北朝鮮に拉致された事件で、警察当局は、リーダー格の女工作員を国際手配しました。
警察庁が公開した、1枚の写真。国外移送目的略取の疑いで逮捕状が出された「洪寿恵」こと木下陽子容疑者(59)、北朝鮮の女工作員です。
調べによりますと、木下容疑者らは1974年の6月中旬頃、 北海道出身の渡辺秀子さんの長女、敬美ちゃん(6)と長男の剛ちゃん(3)の2人を都内のマンションから連れ出し、福井県小浜市から工作船で北朝鮮に拉致した疑いが持たれています。木下容疑者はこの拉致グループのリーダー格とされているのです。
警視庁公安部は25日、朝鮮総連の関連施設などの一斉捜索を行うとともに、拉致が北朝鮮本国からの指示に基づき行われたとみて、朝鮮総連の最高幹部らに対し参考人として事情聴取に応じるよう要請しています。
また、その後の調べで、在日韓国人の木下容疑者は2人の拉致からおよそ3年後の1977年に日本に帰化。そして79年に日本を出国し、現在は北朝鮮のピョンヤン市内の「万景台」と呼ばれる地域に住んでいる可能性の高いことが分かりました。この地域は朝鮮労働党の幹部クラスも住む高級住宅地だということです。
警察当局は26日、木下容疑者を国際手配しました。(26日23:06)
TBS News-i