北朝鮮拉致:鳥取の松本京子さんを被害者認定へ 警察庁 | trycomp2のブログ
77年に失跡した鳥取県米子市の松本京子さん(当時29歳)について、警察庁が北朝鮮による拉致被害者と認定する方向で最終調整していることが分かった。警察庁が細部の調整を経て、拉致被害者と正式に断定すれば、政府の関係省庁連絡会議を経て、拉致被害者に認定される。認定されれば、昨年4月の神戸市の元ラーメン店員、田中実さん(78年の行方不明時28歳)以来で、政府認定拉致は12件17人となる。
警察当局の調べなどでは、松本さんは、77年10月21日午後8時ごろ、母親に「編み物教室に行く」と言って自宅を出て行方不明になった。同時刻ごろ、自宅から約200メートル離れた路上で、松本さんらしき女性がうずくまり、そばに2人の男がいるのを近所の男性が目撃。男性は男たちに殴られ、警察に通報する間に女性が2人とともにいなくなり、現場の海岸で松本さんの履いていた片方のサンダルが見つかっている。
松本さんに家出する理由がなく、家族は鳥取県警米子署に捜索願を提出。公開捜査が行われたが、手がかりは見つからなかった。
松本さんをめぐっては、02年10月にマレーシアで行われた日朝国交正常化交渉で、日本政府は、田中さんら2人とともに、北朝鮮に所在の確認を求めた。北朝鮮は04年11月の日朝実務者協議で、3人について「入国を確認できなかった」と回答している。
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松本京子さんの母三江さん(83)は、米子市の自宅で、「(足かけ)30年も待って、やっとここまで来た」と語った。また、京子さんの兄孟(はじめ)さん(59)は「ここまで本当に長かった」と声を詰まらせた。
三江さんは、行方不明になった夜に現場近くで見つかった京子さんのサンダルを部屋に置き、娘との再会を願ってきた。【小松原弘人】
毎日新聞 2006年11月10日 23時00分 (最終更新時間 11月10日 23時57分)
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