サミット議長総括、北朝鮮の拉致にも言及 | trycomp2のブログ

サミット議長総括、北朝鮮の拉致にも言及

 初めてのロシア開催となった主要国首脳会議(G8サミット)は17日午後(日本時間同日夜)、ロシアのプーチン大統領が議長総括を発表して閉幕した。総括は北朝鮮のミサイル発射に「深い懸念」を示すとともに、核開発放棄と拉致問題の早期解決を求めた。小泉首相は閉幕後の記者会見で「北朝鮮は真摯(しんし)に受け止め、できるだけ早く6者協議に戻るべきだ」と述べた。

 北朝鮮のミサイル、核、拉致問題がG8議長総括にそろって盛り込まれるのは初めて。

 議長総括は、国連安保理の北朝鮮非難決議について「支持する」と明記。ミサイル発射のモラトリアム(凍結)の再確認を要求し、すべての核兵器及び既存の核計画を放棄することや6者協議への無条件復帰、05年9月の6者協議の共同声明の履行を要請。「拉致問題の早急な解決」を含めた「人道上の懸念」などへの対応も求めた。

 小泉首相は17日の会見で北朝鮮のミサイル発射について「安保理決議が全会一致で採択されたことは極めて重要だ。G8でも明確なメッセージを北朝鮮に発出できた。核、ミサイル、拉致問題解決のため、国際社会の連携が必要ということで一致した」と語った。

 首相は「北朝鮮が米国との二国間対話を望んでいることは分かる。6者協議の場で二国間対話はできる。水面下でもできる」と指摘。ミサイル発射をきっかけとした敵基地攻撃論に関連し、「我々は専守防衛。他国を先制攻撃する意図は全く持っていない」と述べた。

 一方、議長総括はレバノン情勢について「最優先課題は暴力の停止と、過激派分子が地域を混乱に陥れ、より広範な紛争を引き起こすことを許さないことだ」と指摘。16日採択した中東情勢に関する声明は「国際治安・監視活動の可能性について国連安保理による検討を歓迎する」と明記した。さらに、イスラエルには「最大限の自制」を、レバノンに対しては「イスラエル兵の返還とイスラエルへの砲撃の終了」を求めた。

 17日にはG8首脳と中国、インドなど新興5カ国の会合も開催した。

 来年のサミットはドイツ北東部ハイリゲンダムで6月6日から8日までの日程で開催される。
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