北朝鮮向けの資材提供始まる
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、北朝鮮が核施設の無能力化などを実施する見返りとして各国が提供することになっている資材の第1陣が、16日、韓国から送り出されました。
6か国協議の「経済・エネルギー協力」の作業部会では、北朝鮮が核施設の無能力化や、すべての核開発計画の申告を行う見返りとして、各国が提供する重油95万トンのうち、50万トン分について、北朝鮮の発電所の改修に必要な資材の形で支援することで合意しています。これを受けて、北朝鮮に向けた資材の第1陣が韓国から送られることになり、16日午後、40億ウォン、日本円 でおよそ5億円に相当する鉄の鋼板5000トン余りを積んだ貨物船が、韓国南東部のポハン港を出発しました。これは資材として提供する重油50万トンのうちのおよそ1万トン分にあたります。貨物船は、今週には北朝鮮南部のナンポ港に到着する見通しです。北朝鮮の核問題では、核開発計画の申告などをめぐって、米朝間の調整がついていないために、6か国協議の首席代表会合を開けない状態が続いており、韓国としては、こうした支援を進めることで、北朝鮮側から前向きな姿勢を引き出したい考えです。
NHKニュース