北朝鮮への資金返還 米で批判 | trycomp2のブログ

北朝鮮への資金返還 米で批判

北朝鮮に対してマカオの銀行に凍結されていた資金を返還することに対して、アメリカでは「北朝鮮に誤ったシグナルを与えた」などとする批判が広がっています。ブッシュ政権の今後の北朝鮮政策に微妙な影響を与えることも予想されます。

保守派の論客の1人、前国連大使のジョン・ボルトン氏は、21日、NHKのインタビューに対し「資金の全額返還は、北朝鮮ばかりでなく、同じく核問題を抱えるイランに対しても、核の拡散防止の観点からも誤ったシグナルを送ったことになる。我慢さえすれば悪いことに対しても見返りを得ることができると思わせてしまった」と指摘しました。ボルトン氏は、資金の返還の確認にこだわり協議を再び拒んでいる北朝鮮について「いつものやり方だ」と切り捨て、「ブッシュ大統領が『北朝鮮の対応は不満だ。この取り引きはやめる』と宣言すれば、再び支持されるだろう」と述べました。また、ホワイトハウスでおととしまでアジア政策を担当したマイケル・グリーン氏は「北朝鮮を非常に強い立場に立たせることになった。結果を残さないまま外交交渉を進めるという目的だけに大事なテコを使ってしまった。戦術的な失敗だ」と指摘しました。アメリカ国内では、保守派を中心にヒル国務次官補が主導する今回の交渉への批判が広がっており、ブッシュ政権の今後の北朝鮮政策に微妙な影響を与えることも予想されます。

NHKニュース