家族が曽我さん夫妻と面会
北朝鮮に拉致された疑いのあるルーマニア人女性の家族が新潟県佐渡市を訪れ、拉致被害者の曽我ひとみさんと夫のジェンキンスさんに初めて面会し、北朝鮮の同じアパートで暮らしていた当時の様子について話を聞きました。
北朝鮮に拉致された疑いのあるルーマニア人女性の弟で20日に来日したガブリエル・ブンベアさん(39)と曽我さん夫妻の面会は、新潟県佐渡市のホテルで行われました。3人は玄関で固い握手を交わし、曽我ひとみさんは「お会いできてうれしいです」と語りかけました。ガブリエルさんの姉のドイナ・ブンベアさんは、29年前に行方不明になりましたが、おととし、曽我さん夫妻が「北朝鮮の同じアパートで暮らしていた」と証言したのがきっかけで、拉致された疑いが明らかになりました。21日の面会では、北朝鮮での生活の様子について詳しい話があったということです。記者会見したガブリエルさんは「わたしにとってきょうは歴史的な瞬間でした。姉が北朝鮮で自分のことをはじめ母親、父親のことをよく話していたと聞いて感動しました。でも、楽しい話はなく、悲しい話ばかりで、胸がとても痛くなりました」と話しました。そのうえで「大切なのはわたしのこれからの行動で、ルーマニア政府にも協力を求めていきたい」と話しました。ガブリエルさんは、22日、東京で韓国やタイの家族も招いて開かれる拉致被害者救出の集会に参加することにしています。
NHKニュース