あすから日朝協議、注目はシン元工作員 | trycomp2のブログ
日本と北朝鮮との政府間協議が4日から北京で始まります。今回は「拉致問題」「安全保障問題」そして「国交正常化交渉」の三つのテーマを別々の協議会で話し合うという初めての試みとなります。
「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」との立場をとる日本側が今回、北朝鮮の出方を探るうえで最も注目しているのが、身柄の引き渡しを要求している「シン・ガンス」という北朝鮮の大物工作員の扱いです。
前回の日朝政府間協議が行われている最中。拉致被害者関係者の携帯電話に、「これまで伏せていた拉致実行犯の話を、警察に話してほしい」と政府関係者から連絡が入りました。
そしてその直後の12月30日、蓮池薫さんと地村保志さんは、国際手配されている2人の北朝鮮工作員に拉致されたと証言しました。
年明け5日には、警察庁の漆間長官が総理官邸を訪れ、小泉総理らと40分にわたって話し込みます。
「報道された情報も視野に置きながら、今後とも全容解明に向けて全力で捜査を推進していく」(安倍晋三 官房長官)
この時期に、シン容疑者に関わる情報が次々と出てくるのはなぜなのでしょうか。
昨年末、北朝鮮との交渉に当たった斎木前審議官は、交渉の詳細を逐一、総理官邸に伝えていました。北朝鮮は、度重なるやり取りの中で、「拉致実行犯の取り扱い」について、微妙な変化を見せるようになってきたといいます。
北の真意を図りかねていた政府は、ここが責めどころと判断。官邸、警察、拉致被害者が連携して、拉致実行犯に関する情報を集中的に発信し、北朝鮮の反応をうかがっているものとみられます。
「(拉致被害者が)日本に帰ってきて、今、口を開き始めるという事態は、どういう意味ですかね。証言がひとつ出てきたということは、ひとつの大きな圧力にはなるでしょうね」(麻生太郎 外相)
これまでなら激しく反発していたはずの北朝鮮は、今のところ表立った反応を一切控えています。「シン・ガンス」。北朝鮮の姿勢を推し量る重要な指針として、日本政府は注目しています。(03日15:49)
TBS News-i
