拉致 早期解決訴え 映画「めぐみ」上映会 被害家族も出席 姶良町
北朝鮮による横田めぐみさん拉致事件をテーマにしたドキュメンタリー映画「めぐみ‐引き裂かれた家族の30年」の上映会が4日、姶良町西餅田の同町中央公民館で開かれた。日置市の吹上浜で拉致された市川修一さん、増元るみ子さんの家族があいさつ。午前、午後計約500人の観客を前に、被害者全員の早期奪還を訴えた。
市川さんの兄、健一さん(61)は「家族はどんどん年老いていく。全員が日本の地を踏むまで世論の力で訴えてほしい」と述べた。増元さんの姉、平野フミ子さん(57)は「私の父は妹に会えないままあの世に逝った。第2、第3の父を出さないため力を貸してほしい」と呼び掛けた。
映画は、めぐみさんの両親らの証言をつづった内容。市川さんと増元さんの事件も取り上げられている。上映が始まると、多くの観客が涙を流して見入っていた。涙が止まらずに会場を途中で出た姶良町東餅田、主婦別府成子さん(64)は「自分の子どもや兄弟が拉致されたらと考えるとかわいそうで…」と話し、目をタオルで押さえていた。
上映会は「救う会鹿児島」の主催。今後は▽霧島市民会館=10日午後2時▽鹿屋市文化会館=11日午前10時半、午後2時▽徳之島町文化会館=18日午後1時、同3時半‐で上映される。
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