北拉致家族、思い共有 秋田の10人集い心境語る

「北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会」(救う会秋田、松村譲裕代表)は10日、秋田市内で「第1回秋田県内特定失踪(しっそう)者家族の集い」を開いた。特定失踪者リストに載る北秋田市(旧合川町)の松橋恵美子さん=当時(26)=ら3人の家族や関係者約10人が出席し、当時の状況や現在の心境などを語り合った。
恵美子さんは1992年1月、車で自宅を出たまま行方が分からなくなった。母チヤさん(65)は同年春、車が見つかった能代市の海岸を捜索したことを振り返り、「手掛かりを求め、ごみをあさっていたら(悲しくて)涙が出てきた」と話した。
秋田市出身の佐藤正行さん=当時(27)=は86年10月、勤務地の名古屋市で失踪した。母ヨネさん(81)によると、正行さんは住んでいたマンションの管理人に「ちょっと出てくる」と言い残し、姿を消したという。
救う会秋田の福岡雅子副代表は「ざっくばらんに語り合い、思いを共有できた。断片的な情報が一つの線で結ばれることもある。より多くの人に拉致問題に関心を持ってほしい」と話した。
2007年12月10日月曜日
河北新報ニュース 北拉致家族、思い共有 秋田の10人集い心境語る