安倍 専門家を呼び戻す異例人事
支持率回復にシャカリキの安倍首相が、十八番の拉致問題で人気取りを狙う気らしい。北朝鮮問題のエキスパートを官邸に呼び戻したのだ。
3月16日付で内閣情報調査室審議官に着任したのは、警察庁キャリアの南隆氏(54)。
前職の栃木県警本部長の在任期間は、たった1年2カ月。「本部長クラスは通常2、3年での異動が通例」(警察関係者)というから、異例の人事である。
「南氏は78年の入庁以来、警察庁公安3課長や1課長など在職30年のほとんどを公安畑を歩んできた。中国語が堪能で、対中、対北調査のスペシャリストです。02年から06年まで内調の国際部主幹として2度の小泉訪朝を情報収集で裏から支えました」(官邸事情通)
栃木県警時代も“官邸グセ”が抜けなかったようで、政府が北朝鮮への輸入全面禁止を発動すると、北朝鮮によるテロを想定した警備強化を県内に発令。関係者を慌てさせたこともある。
「南氏は北朝鮮強硬派として安倍首相とも親密な仲です。異例の人事も、八方ふさがりの拉致問題の打開に向けた“切り札”として、中山恭子補佐官が猛プッシュしたもの。着任するなり、内閣府の中山補佐官の部屋をせわしなく出入りして情報収集していますが、結果が残せるかは未知数です」(政府関係者)
安倍の起死回生策となるかどうか。
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