北朝鮮が協議キャンセル、日朝作業部会
ハノイで開かれている日本と北朝鮮の国交正常化を話し合う作業部会は、初日から壁にぶち当たっています。7日午後の協議が北朝鮮の意向でキャンセルされ、再開のメドが立っていません。
7日午後の協議は、いったん開始時刻が1時間延期された後、結局、キャンセルが決まりました。拉致問題が本題に入ることに抵抗を見せる北朝鮮側の強い意思表示とも受け取れます。
「この協議が両国の進展と6か国協議の合意の履行に役立つことを期待する」(北朝鮮 ソン・イルホ担当大使)
7日朝、日本大使館で始まった協議の冒頭、北朝鮮のソン・イルホ大使はこのように話し、拉致問題を含めた日朝間の懸案事項について、前向きに話し合う姿勢を見せました。
引き続き、拉致問題の協議に入り、日本側が拉致被害者の再調査を求めたのに対し、北朝鮮側は、主張や反論はほとんどせず、日本の主張を聞き置きました。
午後には場所を北朝鮮大使館の施設に移して協議を続けるスケジュールでしたが、北朝鮮側から本国に報告しなければならないので午後の協議はできないと通告してきたということです。
また、北朝鮮側は、日本のメディアを大使館の施設に招き入れ、冒頭の取材と撮影を認めていましたが、それも一切なくなりました。
1年1カ月前の協議でも、日本に期待感を持たせながら、結局は拉致問題は解決済みという姿勢を崩さなかった北朝鮮。7日の協議キャンセルも交渉を自分たちのペースで進める巧みな戦略とも言えます。(07日18:00)
TBS News-i