拉致という境遇が生んだ絆、崔祐英さんと横田夫妻 | trycomp2のブログ

拉致という境遇が生んだ絆、崔祐英さんと横田夫妻

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 拉致被害者家族協議会の崔祐英(チェ・ウヨン)会長(35)と横田滋(72)さんの2人はある意味で、“親子”の関係だった。崔さんは、父親を北朝鮮に拉致され、横田さんは娘を拉致されたからだ。

 20日午後、日本東京で開かれた「韓国人拉致被害者も救うぞ!東京連続集会12」。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」の招きで日本を訪問した崔さんの手を横田さんがしっかり握った。

 横田さんは「祐英さん。大変でしょうが、身体に気をつけて、元気に過ごしてほしい」と語った。最近、金正日(キム・ジョンイル)総書記に1987年拉致された父のチェ・ジョンソクさん(60)の送還を訴える新聞広告を出した崔さんは、「父(横田さん)が7月に私にきれいな服を買ってくれました」と述べた。

 崔さんと横田さんのきずなは、1999年崔さんが韓国の拉致被害者問題を訴えるために日本を訪問したときから生まれた。

 「祐英さんに初めて会った時、うちの娘めぐみ(41)に会ったような気がしました。うちのめぐみも北朝鮮で生活して朝鮮語がうまいだろうが、日本語と韓国語両方がうまい祐英さんを見ると、娘のような感じがしました。そのときから祐英さんを“娘”と呼んで、祐英さんも私を“お父さん”と呼びました」

 横田さんの実娘めぐみさんは、1977年、13歳のとき拉致された。昨年北朝鮮が送還しためぐみさんの遺骨が別人のものという問題をめぐって、横田さんはさらに大きく傷つけられた。

 横田さんは、崔さんに会って以来、ここ6年間ときおり手紙を送っている。崔さんに関する記事が出れば、必ず切り取って集め、崔さんが日本を訪問するときに手渡した。

「あの方はおしゃれなんてできない人なのに、祐英さんが来る今日は、祐英さんがプレゼントした香水をつけてきました」妻の横田早紀江さん(69)は「祐英さんはめぐみとよく似ていますね。長女であるうえ、丸顔がうちの娘のそっくりです」と話した。

 「町できれいな服を見つけると娘を思い出します。しかし、いくらきれいな服でもめぐみには買ってあげることができないでしょう。では、『祐英さんにもよく似合うだろう』と思います」話しながら、横田さんは一瞬たりとも崔さんから目をはなさなかった。

 崔さんは、「高1の時、父が拉致されて依頼、父の愛情を感じたことができなかったが、横田さんに会ってから『お父さんの愛情とは、こんなものだな』と感じている」と話した。

 横田さんは、崔さんに青いリボンをつけながら話した。「北朝鮮に拉致された韓国と日本の人々が全員送還されるまで屈せず、頑張ろう」青いリボンは、拉致被害者の送還を促す象徴だ。

 同日の大会には、韓国側で崔さんと崔成竜(チェ・ソンヨン/53)拉致被害者家族の会の代表、都希侖(ト・ヒユン/38)拉致・脱北人権連帯事務総長らが、日本側は拉致被害者家族たちと北朝鮮人権関連市民団体の会員などおよそ100人が出席した。

 崔会長らは20日、平沼赳夫議員ら代議士6人との面会をして、拉致被害者問題解決のため韓日の協力を一段と強化していくことにした。21日には、拉致被害者の名簿を提出するため、在日朝鮮人総連合会中央本部を訪問したが、総連側がドアを締めたまま応えなかったため、ドアに下に名簿を押し入れた。

朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)