北朝鮮、年200万トン重油要求 6者協議は難航 | trycomp2のブログ

北朝鮮、年200万トン重油要求 6者協議は難航

2007年02月11日03時07分

 北京で開かれている6者協議で、北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設の稼働停止などの見返りとして「年間200万トンの重油提供」を要求していることがわかった。協議関係筋が明らかにした。北朝鮮はこの意向を韓国に伝えた。韓国は受け入れ可能なのは50万トン程度と判断し、10日、各国との協議で負担の調整に入ったが、支援規模や期間をめぐって意見がまとまらず、協議は難航しているという。

 同筋によると、9日開かれた南北朝鮮の会合で北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が韓国側に要求を語った。200万トンは年間の提供量とされる。同筋は、軽水炉型原発が提供されるまで支援を受け続ける考えではないかとみている。

 韓国は議長国の中国や米国に伝え、10日の二国間協議などで話し合われた。韓国側は50万トンを上限として5カ国が均等に分担する案を提案したが、日米ロ3カ国は難色を示しているという。

 200万トンという量については韓国政府も多すぎると判断した模様だ。先に訪朝した元米政府当局者に対して金次官が「50万トンを超える量」を求める方針を示したことを根拠に、50万トンを上限とする案を各国に打診したものとみられる。

 また、別の協議筋は「北朝鮮はいろんな数字を言っている。200万トンを前提に議論はしていない」と語った。

 中国が8日示した合意文書の素案では、北朝鮮が2カ月以内に寧辺の核施設の稼働を停止させ、国際原子力機関(IAEA)の査察官を復帰させる見返りに、5カ国が北朝鮮に経済・エネルギー支援をする内容が盛り込まれている。

 ロシア首席代表のロシュコフ外務次官は10日夜、記者団に「問題は北朝鮮に供給される支援の規模と時期、期間だ」と述べ、北朝鮮が相当規模の支援を要求していることを示唆。中国の秦剛・外務省副報道局長も同日夜の記者会見で「討論の焦点は北朝鮮に対する経済とエネルギーの協力問題だ。各国はそれぞれの主張を出したが、今のところその差は比較的大きい」と述べ、5カ国の足並みがそろっていないことを指摘した。

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