北朝鮮・拉致問題:早坂勝男さんの拉致認定求め講演--加美 /宮城
68年春に東京で失跡し北朝鮮による拉致の可能性が出ている加美町小野田出身の元印刷工、早坂勝男さん(当時24歳)について、政府による真相究明と拉致被害者認定を求める講演会が25日、同町で開かれた。約100人の来場者が熱心に聴き入った。
「拉致された日本人を救出するための宮城の会」(仙台市太白区)と「加美町特定失踪(しっそう)者を救う会」の共催。講師の「特定失踪者問題調査会」(東京都文京区)の真鍋貞樹専務理事(51)が現状を説明した。
真鍋専務理事によると、特定失踪者は約500人いるが、政府は「北朝鮮にいると確認できること」など認定3要件を定めており、早坂さんを含め状況証拠があっても認定を得るのは困難という。米朝間のテロ支援国家指定解除の動きに合わせるように、数人の拉致被害者の帰国で決着をつけるなどの部分解決論が台頭しており、数多い特定失踪者の問題が忘れ去られる危険性を指摘した。
早坂さんの失跡については、4万5000の県民署名が集まり、今春、首相官邸に届けた。その中心となった早坂さんの義兄の小山巖さん(68)は「これからも活動を続ける。支えはみなさんの関心の持続です」と話していた。【小原博人】
11月26日朝刊
北朝鮮・拉致問題:早坂勝男さんの拉致認定求め講演--加美 /宮城(毎日新聞) - Yahoo!ニュース