疲れ切り、しゃがみ込む 「よくこんな船で」と住民
小さな木造船はゆっくりと港に接岸し、一家は上陸するとホッとしたような表情を見せた。2日早朝、青森県深浦町で保護された脱北者とみられる男女4人。地元住民らは「よくこんな小さな船で」と驚いていた。
騒ぎで駆けつけた住民数十人や警察官が取り巻く中、4人ははしごを上り日本の土を踏んだ。住民によると「3人の男性はジャンパーや背広姿。女性は疲れ切った様子でしゃがみ込み、なかなか立ち上がれなかった」という。
「毒薬だ」と説明する瓶も持っており、決死の脱北を成し遂げて安堵したのだろうか。
80代の住民男性が女性の隣に座って手を差し出すと、女性は手を握ってきた。男性は「疲れたでしょう」と語りかけたが、女性 は笑顔を見せるだけで、ひと言も答えなかったという。
漁協の女性職員がコップに入った水やドーナツを手渡したが、4人は水を回し飲みするだけで、ドーナツには手を付けなかった。
4人は顔写真を撮影された後、ワゴン車で五所川原署へ。全員、健康状態に問題なく、食事も普通にとったという。〔共同〕(07:00)
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