拉致問題置き去り警戒 政府、ヒル氏けん制も | trycomp2のブログ

拉致問題置き去り警戒 政府、ヒル氏けん制も

 政府は21日、6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補の北朝鮮電撃訪問を受け、核放棄に向けた初期段階措置の早期実施に期待する一方、北朝鮮に対する融和路線が台頭し「安倍政権が最重要課題に掲げる拉致問題が置き去りにされかねない」(政府筋)と警戒を強めている。

 麻生太郎外相は21日昼の自民党麻生派総会で「ヒル氏が北朝鮮に行ったからといって、すべてうまく収まるということではない」と述べ、米朝間の動きをけん制。外務省首脳は北朝鮮がヒル氏の訪問を受け入れた真意について「初期段階措置の履行に前向きな姿勢をアピールする狙いがある」と分析した。

 塩崎恭久官房長官は記者会見で「北朝鮮が初期段階措置を迅速に取ることが第一だ」と強調したものの、核問題が進展して拉致問題がないがしろにされるジレンマの構図は変わらない。麻生氏はヒル氏の訪朝を電話で説明したライス米国務長官に対し「北朝鮮が拉致問題など日朝関係に取り組むよう働き掛けてほしい」と念を押したが、これは日本側の懸念を裏付けている。(共同

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