ばく大な支援は核放棄の妨げ
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、アメリカ代表のヒル国務次官補は、北朝鮮が求めるようなばく大なエネルギー支援を短期間に行うことは、核の完全な放棄の妨げになるという考えを示しました。
アメリカのヒル次官補は11日夜、記者団に対し、北朝鮮がばく大な量のエネルギー支援を要求していることが協議を進めるうえで最大の障害になっていると説明しました。そのうえで、「北朝鮮が望むだけのエネルギーを支援すれば、北朝鮮は核の放棄に向けた次の措置を取らなくなってしまう。必要以上のエネルギー支援は認められない」と述べて、核関連施設の稼働停止の見返りに、北朝鮮に対しばく大なエネルギー支援を短期間に行うことは、核を完全に放棄する妨げになるという考えを示しました。ま た、ヒル次官補は「北朝鮮のキム・ケグァン外務次官と、何ができ何ができないのか率直に長時間意見を交わした」と述べて、北朝鮮が本国と相談したうえで姿勢を変えて歩み寄ることに期待感を示しました。さらに、ヒル次官補は12日が今回の6か国協議の最終日になるとしたうえで、「合意できなければ深刻な問題になる」と述べ、北朝鮮の対応は今後の6か国協議の行方を左右する重要なものになるという認識を示しました。
NHKニュース