拉致問題:国民大集会に2千人参加 東京・日比谷公会堂
拉致問題の早期解決などを求める国民大集会が22日、安倍晋三首相ら政府要人や海外の拉致被害者家族らを招き、東京・日比谷公会堂で開かれた。約2000人が参加し、被害者の帰国まで北朝鮮への制裁を強化し、米国に対し北朝鮮へのテロ支援国家の指定を解除しないよう求める決議を採択した。集会に先だっての家族会総会では、代表退任の意向を明らかにしていた横田滋さんが自身の75歳の誕生日(11月14日)まで代表を続けることが決まった。
家族会や支援団体・救う会などの主催での集会には、日本人の拉致被害者家族約20人のほか、韓国、タイ、ルーマニアの被害者家族が参加。冒頭で安倍首相が「北朝鮮で救出を待つ人に日本で新しい人生を踏み出してもらわなければならない。徹底的に拉致事件の捜査も行いたい」とあいさつした。
ルーマニア人女性のドイナ・ブンベアさん(78年の失跡当時28歳)の弟のガブリエル・ブンベアさん(39)は「(他の被害者)家族の人と出会えて感謝と喜びも味わった。愛する家族が一緒に過ごせる日が来るよう願っている」と述べた。最後に横田早紀江さん(71)も「娘たちを取り戻し、自由にした姿を少しでも見たい。必ずすべてが明らかにされる時が来ると信じている」と訴えた。
都内での家族会総会では、横田滋さんの代表慰留の意見が相次ぎ、11月の臨時総会で改めて協議することと、7月から3カ月間は体調面を考慮し各地での集会に参加しないことも決まった。【工藤哲】
毎日新聞 2007年4月22日 20時12分
拉致問題:国民大集会に2千人参加 東京・日比谷公会堂-事件:MSN毎日インタラクティブ