拉致協議も慎重姿勢 韓国、北との関係優先か | trycomp2のブログ
【ソウル=山本勇二】韓国の李鍾ソク統一相が十七日の国会委員会答弁で、次回の南北閣僚級会談で韓国人拉致問題を協議すると明言したのは、拉致についてのこれまでの政策を変えたものと注目される。
ただ、北朝鮮が米韓合同軍事演習に反発して、三月に予定されていた閣僚級会談が延期された経緯があり、韓国側は次回の会談ではまず南北関係の修復を優先するとみられる。
北朝鮮は一貫して韓国人拉致を否定している。三月に北朝鮮で行われた南北離散家族の再会行事では、「拉致」という表現を使った韓国のテレビ局記者の取材を認めず、韓国側記者団が抗議して帰国する事態も起きた。
一方で南北対話では、二月の南北赤十字会談でようやく、「 (朝鮮戦争の)中、戦後の行方不明者の生死確認を進める」という、遠回しな表現の合意ができたばかり。
李統一相は委員会答弁で、北朝鮮に対する経済支援にも言及し、拉致問題について「南北関係全体の枠の中で対応する」と述べた。韓国国内では、拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんの問題がどう扱われるか関心が高まっているが、李統一相の発言から、韓国側は閣僚級会談で拉致問題を取り上げても、北朝鮮を刺激しない、慎重な姿勢をとるとみられる。
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