県、後援せず 朝鮮総連傘下の歌劇団 公演中止も | trycomp2のブログ

県、後援せず 朝鮮総連傘下の歌劇団 公演中止も

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「金剛山歌劇団」(東京都小平市)が11月2日に水戸市で開催を予定している公演について、県は後援しないことが28日、明らかになった。水戸市も後援しない方針。県はこれまで「政治と文化は別」と後援してきたが、「拉致問題や北朝鮮によるミサイル発射問題などによる県民感情の悪化から今年は見送ることにした」(県幹部)という。こうした状況を受け、同歌劇団は水戸市での公演の中止も視野に入れて検討を行っている。

 金剛山歌劇団の県内における公演は、最近では平成9、13、16年に水戸市、10年に日立市、14年に高萩市と、ほぼ毎年開催されてきた。

 県はこれまですべての公演を後援し、10年の日立公演を除き、橋本昌知事の祝辞を寄せたり花束を贈るなどしてきた。16年の水戸公演で橋本知事は「公演は本県の文化振興にご貢献いただくものであり、日朝文化交流にも大きく寄与する」などの祝辞を寄せている。

 今年は11月2日に県民文化センター(水戸市千波町)で行われる予定で、今年2月、同歌劇団から県民文化センターに対し、会場使用許可を求める連絡があった。朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」のホームページにも水戸公演の情報が掲載されている。

 これを受け、県も従来通り後援し、知事の祝辞を贈る方向で調整していたが、県幹部は「今年7月に北朝鮮が計7発の弾道ミサイルを日本近海に発射。拉致問題なども勘案し、県民感情と照らして後援しないことを決めた」と明かす。

 同歌劇団はこれまで公演開催日時の2~3カ月前に県に対し後援要請を行ってきたが、28日時点で正式な後援要請をしていない。

 朝鮮総連県本部は産経新聞の取材に対し、「後援要請も公演自体も現時点では未定」とした上で、県が後援しないことについては「コメントできない」と話している。

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【用語解説】金剛山歌劇団

 北朝鮮の唯一の海外総合芸術団体。歌劇団の前身の在日朝鮮中央芸術団は昭和30年6月に設立され、創立当時は20人程度の団員だったが、現在は在日朝鮮人3、4世ら団員約70人を擁するまでに発展した。49年8月に金剛山歌劇団に改名。これまで日本全国でオペラやアンサンブルなど約6500回の公演を行ってきている。北朝鮮の主体思想に基づく「チュチェ芸術」を日本国内に伝えることが目的とされる。49年には北朝鮮の最高栄誉である「金日成勲章」を叙勲した。

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