ASEANプラス3、共通通貨単位の創設検討で初合意 | trycomp2のブログ

ASEANプラス3、共通通貨単位の創設検討で初合意

 東南アジア諸国連合と日中韓(ASEANプラス3)の財務相会議が4日、インドのハイデラバードで開かれ、東アジア通貨の価値を比較できる共通為替指標「地域通貨単位」の創設について検討することを合意した。同財務相会議が、通貨単位の検討で一致したのは初めて。

 アジア開発銀行(ADB)が提唱する「アジア通貨単位(ACU)」とも重なる構想。東アジアが一体となって、地域通貨単位の検討を開始することで、将来の通貨統合も視野に入れた金融協力に一歩踏み出した。

 地域通貨単位は、アジアの主要通貨の指標を念頭に置いている。実現への課題は多いが、将来的には欧州単一通貨ユーロの基礎となった欧州通貨単位(ECU)のような指標につながる可能性もある。欧州では1979年にECUを導入したことが、2002年の欧州単一通貨ユーロの流通につながった。

 谷垣禎一財務相は会議終了後、「欧州連合(EU)が長い時間をかけたように大変大きな話だ。学術的な研究をする段階で結論は未知数だが、真剣に検討していく必要がある」と語った。

 共同声明によると、ASEANプラス3はアジア地域の金融安定に向けて、地域通貨単位の創設について06―07年に調査・研究を促進することで合意した。金融危機の際に外貨を融通する通貨交換協定については、2国間から多国間へと枠組みを拡大していくことを明記。アジア債券市場育成促進でも一致した。

(共同)

(05/05 00:24)
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