6者協議、日朝の対話姿勢鮮明に 米朝の「橋渡し役」も | trycomp2のブログ
北朝鮮の核問題をめぐる第5回6者協議は休会に入ったが、今回の協議では、核問題で溝が埋まらない米朝間の橋渡し役を日本が務める場面もあるなど、これまでより日朝の対話姿勢が目立った。協議直前に日朝政府間交渉が実現し、拉致や「過去の清算」問題などを含め、対話継続で合意したことが背景にある。一つの問題の進展次第で日朝間のパイプが詰まることがないよう、分野を分けた協議方式の提案がひとまず奏功した格好だ。
「(6者協議と日朝交渉を)車の両輪のように関連させて進めることが重要だと、北朝鮮側と意見が一致した」。日本代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は、今回の6者協議中に行われた北朝鮮との2国間協議を、こう説明した。
今回の特徴は、北朝鮮との協議が「核問題」を中心に進んだことだ。
日本側は開会前の8日、阿南惟茂・駐中国大使公邸に北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官らを招いた。2時間半に及ぶ夕食会では、「核問題の協議をどのように進めていくのか、率直に意見交換した」(代表団筋)。
10日も、日朝が釣魚台国賓館で約1時間会談。北朝鮮が、米国による金融制裁に反発を強めていたことから、日本側は会談後すぐに米国大使館に向かい、米朝間の意見調整に努めた。
こうした立ち振る舞いが出来たのは、11月初めに1年ぶりに日朝政府間交渉が実現し、進展はなかったものの拉致問題で突っ込んだやりとりをしていたからだ。
日本側は、この交渉で(1)拉致(2)核・ミサイル(3)国交正常化に関する問題の3テーマ別の協議を持ちかけたうえで、協議の継続で合意した。このため、6者協議での日朝協議は核問題に集中して議論する条件が整った。
日本側は、6者協議では、北朝鮮の核廃棄に向けて(1)核廃棄・検証(2)経済・エネルギー支援(3)2国間関係・地域の安全保障――の3分野を包括的に実施する「行程表(ロードマップ)」づくりを提案するなどした。
6者協議と日朝交渉を「両輪」とする方法は転がり始めたが、6者協議が行き詰まると日朝交渉にも影響するという可能性もはらんでいる。
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