北、核3週間以内に停止 「拉致問題の重要性認識」 ヒル氏見通し | trycomp2のブログ

北、核3週間以内に停止 「拉致問題の重要性認識」 ヒル氏見通し

 北朝鮮を訪問した6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は23日午前に来日し、外務省で日本首席代表の佐々江賢一郎アジア大洋州局長と会談した。ヒル氏は平壌滞在中に行った北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官や朴宜春外相との会談内容を日本側に伝え、北朝鮮の核施設の稼働停止は、国際原子力機関(IAEA)の代表団が北朝鮮入りして3週間以内に完了するとの見通しを示した。両氏は北朝鮮の完全な非核化が重要との認識で一致し、6カ国協議再開に向けた今後の対応を協議したとみられる。

 また、ヒル氏は佐々江氏に「北朝鮮も拉致問題の重要性は認識している」と述べ、日米連携してねばり強く交渉にあたっていく方針を確認した。ただ、ヒル氏は「北朝鮮がこれまでと違う立場を表明したわけではない」と述べており、日朝交渉は難航が予想される。

 ヒル次官補は北朝鮮側に、日朝関係の改善に向け日本人拉致問題解決に取り組むよう促したとされており、佐々江局長は拉致問題をめぐる同国の反応について詳しい説明を求めた。

 6カ国協議の今後の日程について、ヒル次官補は7月上旬の非公式協議開催を念頭に早期再開を目指しているのに対し、日本側は「協議は北朝鮮による核施設の稼働停止・封印という初期段階措置の実施を確認してから行うのが適切」(外務省幹部)として北朝鮮の出方を見極めるべきだとの慎重姿勢を取っている。

 日本政府には「(ヒル氏が)平壌に行ったからといって、すんなりまとまるとは思えない」(麻生太郎外相)など、6カ国協議が米国の期待通りには進まないとの見方が根強い。ただ、米朝が拉致問題の進展なしに対話を加速させる事態は避けなければならず、米側から拉致問題での協力を取り付けつつ、共同歩調を取っていく方針だ。

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