北朝鮮・拉致問題:被害者の帰還、克明に 中山・首相補佐官、糸魚川で講演 /新潟 | trycomp2のブログ

北朝鮮・拉致問題:被害者の帰還、克明に 中山・首相補佐官、糸魚川で講演 /新潟

 ◇北朝鮮とのやりとり語る
 北朝鮮による拉致問題を担当している中山恭子・首相補佐官が26日夜、糸魚川市の糸魚川市民会館で講演した。糸魚川商工会議所など共催の文化講演会で、テーマは「中央アジア、北朝鮮そして日本」。約950人の市民を前に、中山補佐官は拉致家族の帰還の際の政府と北朝鮮当局とのやりとりなどを明らかにした。
 この日で、同補佐官に就任して1カ月。安倍晋三首相が本部長を務める拉致問題対策本部の設立について「政府全体で解決しようという動きに変わった」と評価した。
 講演の中で中山補佐官は、ウズベキスタンでの特命大使時代の取り組みと拉致被害者5人とその家族の帰還の模様を語った。02年10月に北朝鮮・ピョンヤン空港の貴賓室で横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョン(ウンギョン)さんに、祖母早紀江さん(70)の著書「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」(草思社)を手渡した際、「へギョンさんがずっと膝の上に載せ、表紙を見つめていた姿が忘れられない」とした。
 また04年7月、インドネシア・ジャカルタ空港で曽我ひとみさん(47)が夫のジェンキンスさん(66)に抱きついた光景について「ひとみさんは家族を絶対に北朝鮮に返すまいと覚悟を決めていたようだ」と述べた。また「拉致実行犯は英雄であり、拉致被害者の監視役(指導員)も責任が重いので、被害者をうっかり死なせたりはない」と生存している可能性を示唆。「被害にあった邦人を絶対救出するという全国民の意識が北朝鮮を動かす強いメッセージになる」とまとめた。【萩原滋樹】

10月28日朝刊
(毎日新聞) - 10月28日11時1分更新
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