1978年に失踪したマレーシア人に北朝鮮で生存している可能性が浮上 | trycomp2のブログ

1978年に失踪したマレーシア人に北朝鮮で生存している可能性が浮上

 1978年に失踪したマレーシア人女性イェン・ヨケフンさん(当時23歳)が北朝鮮で生存している可能性が浮上した。元米軍兵士で40年前に脱走兵として北朝鮮に渡ったチャールズ・ジェンキンスさん(65)が日本人ジャーナリストのインタビューを受けた際に、25年前にイェンさんと思われる女性を平壌で目撃したと証言、現在も北朝鮮で生存しているのではないかとの発言をおこなったことがそのきっかけとなった。
 ジェンキンスさんは、北朝鮮に拉致された曽我ひとみさんと結婚し、現在は釈放され日本で生活している。ジェンキンスさんの半生を綴った本「告白」(角川書店)も10月に出版され、ノンフィクション作品として異例のベストセラー(20万部以上の売上げ)となっている。
 日本人ジャーナリストがジェンキンスさんにイェンさんの写真を見せたところ、ジェンキンスさんは25年前にイェンさんを目撃したと答えたという。ジェンキンスさんは1980年から81年にかけて、イェンさんがアミューズメント・パークの売店で働いていたときに彼女を目撃したと主張している。
 この日本人ジャーナリストは、ジェンキンスさんの証言とともにこの失踪した女性の写真のコピーをeメールでマレーシア華人協会公共サービス・苦情処理局のマイケル・チョン局長に送ってきたとのことだ。
 これを受けチョン局長は14日、クアラルンプールで記者会見を開き、イェンさんのほか、1978年に失踪したマレーシア人女性3人とシンガポール人女性1人の計5人の名前と写真をあらためて公表した。
 1978年に失踪したほかのマレーシア人女性は、ヤップ・メレンさん(当時22歳)、シートー・タイティムさん(同19歳)、マーガレット・オン・グアットチューさん(同19歳)の3人。イェンさんとシンガポール人女性を含めた5人の女性は、78年に3人の男に付き添われてシンガポールの東停泊地に寄港していた貨物船に乗ったところを目撃されたのを最後にぷっつり消息を絶っている。
 またジェンキンスさんは10月に、マカオから失踪したタイ人女性アノチェ・パンジョイさんを北朝鮮で目撃したと証言した。これを受け現在、タイ政府と中国政府は北朝鮮に失踪した女性を解放するよう圧力をかけている。
 失踪したマレーシア女性の件に関してチョン局長は、ジェンキンスさんに詳しい話を聞くために公式の代表団を日本に派遣することを希望していると語った。
 この件に関して在マレーシア北朝鮮大使館はコメントすることを避けている。
(2005年12月15日Star)
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