従軍慰安婦問題で首相を批判
アメリカの新聞、ワシントンポストは、安倍総理大臣の人権問題への対応を「二枚舌」だとする表題の社説を掲載し、安倍総理大臣が、拉致問題で国際社会の支持を得ようとするのなら、従軍慰安婦問題の責任を認め謝罪すべきだと批判しました。
ワシントンポストの24日付けの社説は「安倍総理大臣の二枚舌」という表題がつけられ、まず、安倍総理大臣が、拉致問題の解決に取り組んできたことについて「この一本調子の政策は、安倍総理によって高い道徳にかかわる問題として描かれている」と、やや皮肉な調子で紹介しています。そして、「安倍総理大臣は北朝鮮のかたくなな態度に不満を表明する権利がある」としながらも「その一方で、総理が、第2次世界大戦中の従軍慰安婦問題で、日本政府の責任を認めようとしないことは妙であり、また、不快なことだ」と批判しています。そのうえで、社説は「安倍総理大臣が、拉致問題について国際社会の支持を得ようとするのなら、従軍慰安婦問題という犯罪行為の責任を率直に認め、彼が傷つけてきたいわゆる慰安婦の人たちに謝罪すべきだ」と求めています。アメリカ議会下院では、従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に公式な謝罪などを求める決議案が提出され、共同提案者が50人余りに増えていますが、日本政府は、この問題についてはすでに謝罪をしているうえ、償いのための事業なども行ってきているとして、決議を思いとどまるよう議会側への働きかけを続けています。
NHKニュース