朴工作員再手配へ | trycomp2のブログ
蓮池さんが拉致関与証言
北朝鮮による日本人拉致事件に絡み、北朝鮮工作員が北海道出身の小住健蔵さん(一九三三年生まれ)に成り済まして日本旅券を不正取得するなどしたとされる、いわゆる「西新井事件」で、警察当局は公正証書原本不実記載や旅券法違反容疑などで、近く「朴」と呼ばれる北朝鮮工作員の逮捕状を取り、国際手配する方針を固めた。
朴工作員は一九八五年三月から約一年間にわたり同容疑で指名手配されていたが、(1)海外へ出国後で日本に戻る可能性が極めて低かった(2)氏名がはっきりしなかった-などの理由で逮捕状の更新が見送られていた。
しかし、最近になって蓮池薫さん(48)夫妻の証言から、夫妻の拉致実行犯の疑いが浮上。警察当局は、夫妻に対する国外移送目的略取容疑で捜査を進める過程で、小住さん失跡事件の解明も視野に入れる方針を決めた。北朝鮮側に朴工作員の所在確認や身柄引き渡しを求めるとみられる。
これまでの調べによると、朴工作員は小住さんに成り済まして八〇年六月、小住さん名義で旅券や運転免許証を不正申請し、取得した疑い。小住さんは六一年まで東京都板橋区に住んでいたが、その後は所在不明。
蓮池さん夫妻は警察当局に対し、七八年七月に新潟県柏崎市の海岸で拉致された事件に、朴工作員が関与していたと証言している。
朴工作員は七〇年ごろ、秋田県男鹿半島付近から日本に密入国。大阪市内の在日韓国人の男を北朝鮮に密航させてスパイとして養成する一方、福島県出身の日本人男性に成り済まして男性名義の旅券を取得。七六年に男性が死亡すると、小住さんに成り済ました。
八三年に日本からマレーシアに向けて出国したが、その後の足取りは不明となっている。日本滞在中、小住さんらの旅券を使って韓国やソ連(当時)などに計九回渡航しており、警察当局は「極東地区の幹部スパイだった」とみている。
(メモ)西新井事件 1985年3月、警視庁は、小住健蔵さんに成り済まして旅券を不正に取得したなどとして、旅券法違反容疑などで朴工作員を指名手配し、協力者の在日韓国人の男を外国人登録法違反容疑で逮捕した。東京都足立区西新井の朴工作員の自宅の家宅捜索で、乱数表やラジオなど工作員の「七つ道具」が見つかった。

