「時間過ぎることつらい」 拉致被害者家族 福岡で救出訴え
北朝鮮による拉致被害者の早期救出を訴える街頭署名と講演会が16日、福岡市内で行われた。熊本市出身の松木薫さん=失跡当時(26)=らの拉致事件に絡み、よど号ハイジャック事件のメンバーの妻2人に逮捕状が請求された直後だけに関心も高く、講演会には約140人が参加した。
約460人に拉致の疑いが否定できないとして情報収集を続ける「特定失踪(しっそう)者問題調査会」の荒木和博代表(拓殖大教授)が講演。北朝鮮の対日工作にかかわったとされる人物が、鹿児島県の吹上浜や佐賀県の虹の松原など38カ所もの侵入ポイントを設定していたことを紹介し、「警察の捜査と政府認定に頼る今のやり方ではなく、北朝 鮮への圧力や内部情報の収集を駆使した多角的な救出活動を進めるべきだ」と訴えた。
講演会には九州の拉致被害者家族も参加。松木さんの姉斉藤文代さん(61)=熊本県菊陽町=は「時間が過ぎることが心臓がドキドキするようでつらい」と、一刻も早い問題の解決を呼び掛けた。
=2007/06/16付 西日本新聞朝刊=
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