OPEC国際開発基金、対北支援を停止? | trycomp2のブログ

OPEC国際開発基金、対北支援を停止?

 【ウィーン12日小川敏】ウィーンに本部を置く石油輸出国機構(OPEC)国際開発基金は北朝鮮への支援を停止したもようだ。OPEC基金は1997年、初めて対北支援を実施して以来、これまで食糧支援、洪水被害の人道的支援、灌漑(かんがい)施設の改善などのプロジェクト計画を実施したきたが、2004年3月の水環境公衆衛生支援計画を最後に対北支援が止まっている。

 同基金の報道官は本紙の電話問い合わせに対し、「(支援が停止した)特別な理由はない」と述べるのにとどめた。一方、OPEC基金担当の駐オーストリアの北朝鮮外交官は「基金とは(関係が)終わった」と認めたが、その理由は明らかにしなかった。一方、当地の北朝鮮消息筋は「米国がOPEC国際開発基金に圧力を行使、対北支援の中止を要求した結果ではないか」とみている。北朝鮮は1996年ごろから豊かな石油資金を有するOPEC国際開発基金に急接近してきていた。

 ブッシュ米政権は昨年9月以降、マカオの「デルタ・アジア銀行」の北朝鮮口座を閉鎖に追い込むなど、不法資金の洗浄(マネーロンダリング)や米紙幣の偽造、麻薬密輸など国際犯罪に関与の疑いがある北朝鮮の資金流通や国際経済支援の検証に乗り出している。

 OPEC国際開発基金はOPEC加盟国11カ国が参加、石油輸出による利益を開発途上国の支援に還元している。ただし、同基金の経済支援やクレジットは通常、欧州連合(EU)、国連機関、アジア開発銀行などが共同出資者(ドナー)となって実施される。

2006/4/12 21:44
OPEC国際開発基金、対北支援を停止?