原さん拉致容疑で大阪の中華料理店など家宅捜索 警視庁 | trycomp2のブログ

大阪市の中華料理店店員だった原敕晁(ただあき)さん(当時43)が80年に北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は23日午前、国外移送目的拐取や監禁などの疑いで、原さんが働いていた大阪市内の中華料理店や在日朝鮮人の経営者(74)の自宅、在日本朝鮮大阪府商工会などの家宅捜索を始めた。同部は来月にも、原さんに対する同容疑などで、元北朝鮮工作員辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)ら複数の元工作員の逮捕状を請求し、国際手配する。
国内で起きた一連の拉致事件で、警察当局が協力者を特定し、家宅捜索するのは初めてになる。原さんの拉致を北朝鮮が認めたことや、現地での生活について拉致被害者の詳細な証言などを得られたことで、辛容疑者らの拉致容疑への関与が強まったことから、強制捜査に踏み切った。
調べでは、経営者は辛容疑者らと共謀して80年6月、原さんを北朝鮮に連れ去り、監禁状態に置いた疑い。経営者もかかわっていたとして、大阪府議らが告発していた。
同事件で日本側は、辛容疑者の身柄引き渡しを求めているが実現していなかった。だが、北朝鮮政府が02年9月、「(原さんと)利害が一致し、希望して北朝鮮に来た」と釈明しながらも、原さん拉致を事実上認めた。
さらに、別の事件で韓国の公判調書の証拠能力を認める最高裁決定が03年に出たことで、原さん拉致を事実上認めた辛容疑者の韓国での公判調書を証拠とできる可能性が高まった。また、「北朝鮮での生活が事実上の監視状態にあった」とする拉致被害者の証言などを得た結果、「原さんは日本から拉致され、北朝鮮で監禁状態にある疑いが強い」と判断し、家宅捜索に踏み切ったとみられる。
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