<北朝鮮拉致>米NSC担当部長と会見 「置き去り」は誤解 | trycomp2のブログ

<北朝鮮拉致>米NSC担当部長と会見 「置き去り」は誤解

 【ワシントン笠原敏彦】米ホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)の日本・朝鮮部長を4月末に辞任したビクター・チャ氏=現ジョージタウン大准教授=は18日、毎日新聞と会見し、米国が北朝鮮への圧力を強めるためにも日本は解決に向けた道筋を明確にすべきだなどと語った。辞任後、日本メディアの会見に応じたのは初めて。
 チャ前部長は北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米次席代表も務め、先月にはリチャードソン・ニューメキシコ州知事に同行して米高官として約4年半ぶりに訪朝した。
 会見でチャ前部長は、北朝鮮のテロ支援国家指定解除問題などをめぐって日本に「拉致置き去り」の懸念が広まっているのは誤解だと指摘した。「我々は日本以上に北朝鮮と拉致問題を話し合っている」と説明し、3月のニューヨークでの米朝国交正常化作業部会では昼食会全体を拉致問題に費やしたと明かした。
 この中で金桂冠(キムゲグァン)外務次官ら北朝鮮側は「拉致問題は解決ずみ」「日本に頼まれたから問題にするのか」などとかたくなな姿勢を見せた。これに対しヒル国務次官補やチャ氏は「一方の日本が未解決と言っているのだから、解決はしていない」「日本が(米国の)同盟国だからというだけではない。こうした人権問題が解決しなければ、米国との関係正常化はない」と反論したという。
 相次いで訪日したチェイニー副大統領やネグロポンテ国務副長官らは日本側に拉致問題で「具体的に何をすべきか」を聞き続けたが、「明確な返答は得ていない」という。チャ前部長は「日本が何をしたいのか明確になれば、我々は北朝鮮にそれを要求することができる」と語った。
 さらにチャ前部長は、北朝鮮が核兵器を放棄しない限り、米国は北朝鮮との国交正常化や平和条約の締結に応じることはないと言明した。

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