6カ国再開へ東京会談 中国次官が訪日、各国代表と調整 | trycomp2のブログ

6カ国再開へ東京会談 中国次官が訪日、各国代表と調整

 【北京=野口東秀】中国外務省は六日、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議で議長を務める武大偉外務次官が訪日し、十日から東京で開かれる国際学術会議に出席する各国首席代表と会談すると発表した。訪日中のロシア首席代表のアレクセーエフ外務次官も同日、同会議に出席する考えを示唆しており、各国の首席代表が東京に顔をそろえ、昨年十一月以降中断している協議再開に向けた調整が行われる見通しだ。

 中国外務省の劉建超報道官は六日の定例記者会見で、「武次官は会議には出席しないが、六カ国協議の各国首席代表と接触、日程について意見交換を行う」と述べた。

 北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官は同日、北京に到着し、空港で記者団に「今回、東京で開かれる会議を非常に重視している」と述べた。金氏は到着後、六カ国協議について中国側と協議したもようだ。

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 国際学術会議には七日に来日する金氏のほか、米国首席代表のヒル国務次官補、韓国首席代表の千英宇外交通商省外交政策室長も出席を決めている。また、アレクセーエフ氏は同日、日本側の要請を受ける形で、八日までだった滞在予定を延長する可能性を示した。

 会議は日本国際交流センターが開くもので、会場の内外で断続的に二国間などの協議が行われるとみられる。米朝首席代表による会談が実現する可能性が高いが、六カ国首席代表が一堂に会するかどうかは不透明だ。政府筋は「六カ国協議の再開に道筋がつくかどうかは北朝鮮の出方次第だ」とみている。

 一方、日本首席代表の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は同日、アレクセーエフ氏と外務省内で会談し、北朝鮮は無条件で早期に六カ国協議に復帰すべきだとの考えで一致した。外務省は日米や日韓のほか、佐々江氏と金氏による日朝首席代表による会談の実現を目指す方針だ。

 六カ国協議は、昨年十一月の第五回会合で、核の先行放棄を求める米国と平和利用の権利に固執する北朝鮮が激しく対立し、核放棄に向けた工程表などの具体化を持ち越したまま休会。その後米国が、北朝鮮のマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いがあるとして中国・マカオの銀行に対して金融制裁を発動したことに北朝鮮が反発し再開の見通しが立っていない。東京での米朝協議は六カ国協議の今後を占うものとなりそうだ。
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