拉致家族の苦しみ、漫画に | trycomp2のブログ
北朝鮮による拉致被害者田口八重子さん=川口市出身、失そう当時(22)=の長男飯塚耕一郎さん(29)をモチーフにした漫画「母が拉致された時 僕はまだ1歳だった」が双葉社の週刊誌「漫画アクション」に連載されることが決まり、耕一郎さんや田口さんの兄飯塚繁雄さん(67)らが三日、都内で会見した。
耕一郎さんは「私が考えてきたことや実行してきたことが、形として残せありがたく思っています」と話した。
この連載は四日発売号から始まり計六回を予定。原作、監修は耕一郎さんが務め、作画と構成は漫画家本そういちさんが担当する。
第一回は、繁雄さん夫婦に引き取られていた当時八歳の耕一郎さんが「大韓航空機爆破事件」に関するテレビ番組を見る場面から始まる。
会見で耕一郎さんは「母の記憶がないので(連載は)難しいと思っていた。母を助けたいと思う一方で、母親像が全く出来上がっておらずリアリティーがない。ほかの拉致家族のように強い気持ちを前面に押し出すのが難しい。そういう葛藤(かっとう)を理解してもらえれば」と話した。
本さんは「母と子の関係の中から(拉致問題を)描きたいと思い、耕一郎さんの視点で描こうと決めた」と説明した。
繁雄さんは「本当にこんなことがあったのかという実感が若い世代にはあまり浸透していないように思う。漫画という手法であらゆる人に読んでもらいたい。拉致された人を全部帰せというのが最終目標。あらゆる手法で訴えていく」と話している。
連載には、作家小山唯史さんによる繁雄さんの視点から見た拉致問題のコラム「八重子と耕一郎 2つのアルバム」も掲載される。
「漫画アクション」はこれまで、蓮池透さんや横田滋・早紀江夫妻をモチーフにした漫画を連載している。
拉致家族の苦しみ、漫画に 田口八重子さんの長男が原作
