金融制裁解決に向け前進か 米「北朝鮮が有益情報」
【北京=城内康伸】米国の北朝鮮に対する金融制裁をめぐる両国の協議は2日目の31日、北京の北朝鮮大使館で、約8時間にわたって行われた。米代表のグレーザー財務副次官補は協議終了後、記者団に「話し合いは大変生産的だった」と評価。制裁問題の解決に向けて一定の前進があったことを示唆した。
副次官補によると、今回の協議は同日終了。双方は引き続き話し合う方針だが、次回日程は決まっていないという。北朝鮮側が今回の協議をどう評価するかが、2月8日に再開する北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の行方を左右する。
副次官補は「北朝鮮側から大変有益な情報を得た」と説明。マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結された北朝鮮関連の50口座について、北朝鮮側の詳しい説明を受け、精査したことを明らかにした。
さらに、「BDA問題は(協議すべき)問題のひとつにすぎない」と強調。今後も北朝鮮の米ドル札偽造など違法行為について幅広く説明を求める考えを示した。
米側は12月に行った金融制裁協議で、北朝鮮関連口座に合法資金が存在することを北朝鮮側に伝えており、呉光哲(オ・グァンチョル)国家財政金融委員会副委員長率いる北朝鮮代表団が今回の協議で、合法部分に対する凍結解除を求めた可能性もある。
(2007年2月1日)
金融制裁解決に向け前進か 米「北朝鮮が有益情報」 [CHUNICHI WEB PRESS]