朝鮮総連など捜索、薬事法違反容疑で | trycomp2のブログ
大量の点滴薬や肝臓の薬が持ち出された背景には何があるのでしょうか。朝鮮総連の関係団体「科協」=在日本朝鮮科学技術協会の幹部の妻が違法に譲り受けた点滴薬などを北朝鮮に持ち出そうとした疑いが強まり、警視庁公安部は朝鮮総連の関連施設などを一斉捜索しました。
27日午前、警視庁公安部が朝鮮総連の関連施設に対して一斉捜索に入りました。捜索を受けたのは「朝鮮総連東京都本部」や新潟市にある「祖国訪問出張所」など6カ所です。
「在日朝鮮人すべての糾弾の対象となると私は確信しているものでございます」(朝鮮総連中央部 南昇祐・副議長)
捜索の容疑は薬事法違反、「科協」の中央理事の妻で在日朝鮮人の女が、今年5月初旬、世田谷区の耳鼻咽喉科の医師から点滴用の栄養液60パックを処方せんなしで譲り受けた疑いです。
捜査の端緒となったのは万景峰号。今年5月19日に新潟港から出港する際、女は譲り受けた点滴薬と肝機能を改善する薬120アンプルを段ボールに隠し、税関に申告せずに新潟港から北朝鮮に持ち出そうとしたところを止められたのです。
女が知人の医師から譲り受けた、大量の点滴用の栄養液。そもそも、この点滴薬はどんな時に使われるのでしょうか。
「やっぱり何らかの原因で栄養状態が非常に悪い時に使う。それから手術前の栄養補給」(原正博・医師)
この点滴薬をめぐっては、今年6月、東京の医薬品販売会社が北朝鮮系の貿易会社に不正に販売、神奈川県警に摘発されました。その数8000パック。点滴薬は、貿易会社を通じて大量破壊兵器開発の懸念がある北の企業「朝鮮ルンラ888」に渡っていました。
また、女が持ち出そうとしたおよそ1カ月後、京都市の男性も北朝鮮に大量に持ち出そうとしたことがわかっています。
軍の兵士も栄養状態が悪いと言われる北朝鮮。警察当局には点滴薬はこうした兵士にも渡されているのではという見方もあります。
さらに興味深い薬も北朝鮮に送られようとしていました。肝機能改善薬です。警視庁は労働党や人民軍幹部の肝臓病の治療の他に、核関連施設で被爆した幹部や技術者らの治療に使われた可能性があるとみているのです。北朝鮮の核関連施設で働き、その後、韓国へ亡命したキム・デホ氏。
「労働者たちは放射線の危険に完全にさらされていました。白血球の減少による症状が労働者に表れてきます。労働者の肝機能が低下するので常に栄養の補充が必要となります。北朝鮮では核団地にいる人たちには最高の待遇をしていました」(核施設で働いていたキム・デホ氏)
同じ薬が同じ時期に大量に持ち出された理由は何なのか。警視庁は今回の捜索で押収した資料を元に、薬の持ち出しの背景や北朝鮮の国家的な指示について詳しく調べる方針です。(27日16:58)

