言動奔放台所苦しく | trycomp2のブログ

言動奔放台所苦しく

過激な言動で知られ、弁護士でもある、異色の国会議員の胸には出頭時、議員バッジも弁護士バッジもなかった-。弁護士法違反事件をめぐり、大阪地検特捜部と大阪府警に逮捕された民主党の衆院議員西村真悟容疑者(57)。尖閣諸島への上陸など右翼的な行動と発言が注目される一方、地元では「質素」「金にクリーン」との評判も。拉致問題にも取り組んできた。違法な「名義貸し」に向かった背景に何があったのか、捜査当局の解明が始まった。 

 「実は台所は苦しかったようだ」。西村容疑者は地元支援者の間では「金にクリーンな政治家」として知られていた。政治信条を優先し、利益誘導型の旧来の政治スタイルを取らない。しかし、弁護士の名義貸しで違法な収益を得ていた疑いが浮上、衝撃が広がった。

 地元の大阪府堺市の支援者は「ほかの政治家と違い、地元に何かしようということをしない」と話す。このため、見返りを期待して献金する支援者は少なかったという。

 別の支援者は「陳情の対応には積極的ではなく、政治信条の実現を目指していた。人がいいから脇が甘く、そうしたところに付け込まれたのだろうか」と語る。

 選挙戦でも、北朝鮮の拉致問題や国防などの国家的課題に重点を置く政治姿勢から、信条に共感するボランティアは集まったが、支援者の多くが「(政治資金などの)金回りは悪かった」と語るように、台所事情は苦しかったようだ。

 普段の生活についても、支援者は「『これが本当に国会議員か』と驚くほどに質素だった」と話す。

 同容疑者と親しい堺市議は「いつもよれよれの服で、背広もほとんど着ていなかった。私設秘書や周囲の者を養うため、(名義貸しを)やむなくやったのではないか」と漏らした。

 一方で、別の市議は父親の故・西村栄一民社党委員長と比べ、「性格は、温厚で信頼のあった父親とは正反対」と指摘。その上で「昔から右翼的な発言も目立っていた。民主党内でも扱いに手を焼いていたと聞く」と明かす。

 政治スタイルの一部とみられた一連の言動なども、「党がきっちり意見を言わないから付け上がってしまった」と批判した。

 社民党などに銃弾を送り付け、オウム真理教(アーレフに改称)の道場などが銃撃された「征伐隊」事件では、首謀者が会長だった刀剣愛好家団体の最高顧問を務め、政治献金を受けていたことも判明。非弁活動で逮捕された鈴木浩治容疑者(52)も右翼団体の元メンバーだった。