訪米の拉致被害者家族が帰国
拉致問題の解決をアメリカ政府に働きかけるため、ワシントンを訪問していた拉致被害者の家族が30日帰国し、「拉致問題の進展がないかぎり、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定が解除されることはないという手応えを感じた」と述べました。
拉致被害者の家族会の事務局長で増元るみ子さんの弟の照明さんや、松木薫さんの姉の斉藤文代さんらは、今回のワシントン訪問でアメリカの政府高官と相次いで面会し、拉致問題が理由の1つになっている北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除することなく、強硬な姿勢で臨むよう訴えました。30日午後帰国した一行は、成田空港で記者会見し、増元照明さんは「アメリカの政策担当者と直接、拉致問題について話し合うことができて心強く思った。拉致問題の進展がないかぎり、テロ支援国家の指定が解除されることはないという手応えを感じた」と話しました。そのうえで、「6か国協議での合意事項を北朝鮮が守らない中、アメリカの北朝鮮への軟化姿勢に歯止めがかかることを期待したい」と述べました。また、斉藤文代さんは「『アメリカがほんとうに拉致問題に協力してくれるのか』という気持ちがありましたが、しっかり協力していただけるということばを聞くことができたので、安心しました」と話しました。家族は、近くアメリカ国務省から発表される年次報告書の中で、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定について、どのように書かれるか注意深く見守るとともに、北朝鮮への圧力を緩めないよう、国際社会に訴えていくことにしています。
NHKニュース