若狭町・宮内さん失踪から9年 | trycomp2のブログ

真相究明 決意新た
両親ら出席し集会
北朝鮮による拉致の可能性を否定できない特定失踪(しっそう)者で、元三方町(現若狭町)職員宮内和也さん=失踪当時(32)=が行方不明になった日の二十四日、若狭町役場で真相究明を願う集会が開かれた。失踪から九年がたち、同僚や家族は「風化させない」と決意を新たにした。 (奥田 哲平)
町教委社会体育担当だった宮内さんは一九九七年四月二十四日夕、同町世久見漁港のカヌー艇庫に向かい、一男二女を残して消息を絶った。
町職員を対象にした集会は初めてで、約七十人と宮内さんの父和見さん(70)、母みち子さん(69)、池田欣一救う会福井会長らが出席。千田千代和町長は「いなくなった日を思い出し、絶対に忘れてはならないとの思いを新たにしてほしい」と話した。当時一緒に働いていた河内清美さん(50)と鳥居充さん(50)が「ウエットスーツを着用せずに海に出ることは考えられない」「手話サークルに入って熱心に取り組んでいた」などと失跡前の状況や人柄を説明した。
毎朝、写真に陰膳(かげぜん)を据えて生存を祈るという和見さんは、声を詰まらせながら「北朝鮮は拉致を解決済みと言って、一向に明るい兆しが見えてこない。温かい支援を」と呼び掛け、最後に全員で黙とうをささげた。
この後、家族と千田町長らは敦賀署を訪れ、斉藤善彦署長と面会。池田会長らが「やりますと言うが、具体的にどのような調査をしたのか分からない。拉致であるとの目標を持って調査してほしい」と再捜査を求めると、斉藤署長は「あらためて当時の状況を家族から聞き、現地調査を進めたい」と応じた。
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