拉致被害者の偽造旅券で活動
石岡亨さんと松木薫さんの拉致事件で、よど号ハイジャック事件の実行犯らが、事件後、被害者のパスポートを基に作ったとみられる偽造パスポートを使ってヨーロッパなどを行き来していたことが、警視庁の調べでわかりました。
昭和55年に起きた石岡亨さんと松木薫さんの拉致事件で、警視庁は、北朝鮮にいるよど号ハイジャック事件の実行犯の妻、森順子容疑者(54)と若林佐喜子容疑者(52)の逮捕状を取りました。よど号グループをめぐっては、昭和50年代後半から、ハイジャック事件の実行犯の赤木志郎容疑者や魚本・旧姓安部公博容疑者が偽造パスポートを使ってヨーロッパ各国を行き来していましたが、偽造パスポートは石岡さんと松木さんのパスポートを基に作られたとみられることが わかりました。偽造パスポートは旅券番号の一部を変えたほかは生年月日なども石岡さんらと同じでした。こうしたパスポートは複数作られ、一部は日本赤軍のメンバーがシンガポールなどで使用していたことも確認されています。警視庁は、ハイジャック事件で国際手配されていた実行犯らが、自由に活動するために、石岡さんらから取りあげたパスポートを悪用していたとみて調べるとともに、よど号グループと日本赤軍のかかわりについても捜査を進めています。
NHKニュース