元自民党幹事長、野中広務氏が、混迷する北朝鮮問題に言及=大阪市内の集会で | trycomp2のブログ

元自民党幹事長、野中広務氏が、混迷する北朝鮮問題に言及=大阪市内の集会で

【PJ 2007年08月17日】- 終戦記念日の15日、「第21回アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会」が、大阪市内で開催された。集会で、「私の戦争体験」と題して自身の戦争体験を語った元自民党幹事長、野中広務氏(81歳)は、混迷する北朝鮮問題に言及した。

 野中氏は、「わたしは90年代、8回にわたり北朝鮮を訪問しました。努力しましたが、わたしの訪問で、功を奏することができませんでした。99年を最後に、それ以後、北朝鮮を訪問することはありませんでした。その後、小泉首相が、2回にわたり訪問しました。これは、勇気のあることだと思います。拉致被害者を5人取り戻したことは評価します」と、当時の小泉首相の行動を支持する考えを示した。

 その上で野中氏は、「北朝鮮は儒教に裏付けられた国です。訪朝の際、泊まらない、水も飲まない、食べない。こういう条件で、訪朝したことが、後でわかってまいりました。私どもの経験から言うと、何かを出さない限り、向こうが条件をのんでくれることはない国です。北朝鮮がこれ以上動かないのは、あのあと、日本がその時の約束を果たさないからだと思います。水も飲まない、食べないという相手を信用しないやり方をしたことが、相手が約束を履行しないことの原因ではないかと思います。わたしは、こういうところに、北朝鮮問題が動かない原因があるのではないかと思っています」と、北朝鮮問題がなかなか解決の道を辿らない理由について自身の考え方を言及した。

 最後に「戦争の傷跡を62年も引きずっています。わたしは、一人の政治家として、20年間国会議員をやっていたものとして、人生、どれだけ残っているかわかりませんが、戦争の傷跡を残した犠牲者の修復を行わない限り、その時代に生きた人間としての責任を果たすことができないと考えています」と話した。【了】


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