<北朝鮮拉致>「2児の母、74年3月福井から電話」と友人 | trycomp2のブログ

<北朝鮮拉致>「2児の母、74年3月福井から電話」と友人

 北海道出身の主婦、渡辺秀子さん(当時32歳)の子供2人が北朝鮮に拉致されたとみられる事件で、渡辺さんの友人が警察当局に「74年3月に渡辺さんから電話があった」と証言していることが分かった。電話は「福井から」と言って途切れたという。渡辺さんは子供2人とともに73年12月ごろに失跡。東京都目黒区のマンションに監禁された後、殺害されたとみられているが、警察当局は74年3月までは生存し、一時期、福井県に連れ出されたことを示す証言として重視している。
 警察当局の調べによると、友人が渡辺さんの電話を受けたのは74年3月10日夜。「福井から」と渡辺さんが話したところで電話は切れた。友人は警察当局に、「渡辺さんの声の背後で、ぽんぽんという船のような音が聞こえた。電話は何者かに切られたようだった」と証言したという。
 渡辺さんの在日朝鮮人の夫は「高大基」を名乗り、73年6月ごろに行方が分からなくなった。渡辺さんは、夫が役員を務めていた東京都品川区の貿易会社「ユニバース・トレイディング」(78年に解散)の周辺を尋ね歩き、夫の消息を探っていたが、73年12月ごろ子供2人とともに行方不明になった。
 警察当局の調べで、ユニバース社の役員だった女(59)をリーダーとする少なくとも男女5人の北朝鮮工作員のグループが母子の監禁や子供2人の北朝鮮への拉致に関与したことが判明している。
 関係者らの証言などから渡辺さんは国内で殺害された可能性が高いとされる。警察当局は友人の証言などから、渡辺さんが74年3月までは生存していたとの見方を強めており、いったん福井県の海岸沿いに連れて行かれた後、別の場所に移された末、殺害されたとみて前後の足取りを調べている。

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