金融制裁めぐり米朝が協議
アメリカによる北朝鮮への金融制裁をめぐる米朝協議が、30日午後、北京のアメリカ大使館で始まり、偽ドル札の流通など北朝鮮の違法行為や制裁の解除の可能性などについて意見を交わしているものとみられます。
金融制裁問題を話し合う米朝の実務者による協議は、日本時間の30日午後4時、北京のアメリカ大使館に北朝鮮代表団を乗せた車が入り、先月に続く協議が始まりました。これに先だって、アメリカ代表のグレーザー財務次官補代理は、30日午前、記者団に対して、北朝鮮がマカオの銀行を拠点に行っていた偽ドル札の流通などの違法行為について協議するとしたうえで「アメリカの疑問を事前に北朝鮮に提出しており、われわれは北朝鮮の回答を期待している」と述べました。一方、北朝鮮の代 表は、国家財政金融委員会の副委員長という肩書を持つオ・グァンチョル氏が前回に引き続き務めることになっており、代表団のスポークスマンは、31日は北朝鮮大使館に場所を移して協議が続けられるという見通しを示しました。今回の協議では、北朝鮮側が違法行為に対して前向きな対応を示す見返りに、凍結されている口座の一部解除などアメリカが柔軟な姿勢を打ち出し、双方が妥協点を見いだせるかどうかが焦点で、この協議の行方が来月再開される6か国協議にも影響を与えるものとみられます。
NHKニュース