税関検査強化・出稼ぎ労働者追放… 中朝国境“緊張” | trycomp2のブログ

税関検査強化・出稼ぎ労働者追放… 中朝国境“緊張”

 【ソウル=黒田勝弘】中国と北朝鮮の間で最近、国境地帯の税関検査強化や出稼ぎ労働者追放など"緊張"が見られる。また北朝鮮の水害に対し中国からの" 救援"も伝えられていない。北朝鮮によるミサイル発射事件以降、北朝鮮に対する中国の不快感の表れではないかと関心を集めている。

 韓国の中央日報が21日、中国発で伝えているもので、とくに鴨緑江をはさんで北朝鮮との国境地帯である丹東市では、北朝鮮からの出稼ぎ労働者の縫製工が旅券不備などを理由に大量に退去させられているという。

 その数は300人に上り、さらに約300人が近く追加退去の予定で、中国当局によるこうした旅券取り締まりは過去にはなかったことという。

 また鴨緑江を越え北朝鮮と往来するトラック輸送に対する双方の税関当局の検査が強化され、検査に手間取って通関が夜間になるケースも多い。中国側の検査強化について中国当局は「麻薬検査のため」と説明しているという。

 丹東と北朝鮮の新義州をつなぐ鴨緑江経由の輸送路は中朝の最大の交易ルートで、丹東には北朝鮮からの出稼ぎも多い。

 一方、北朝鮮側でも地方都市を無許可訪問したとして中国人たちが強制退去になったり、平壌などで中国人商人への税務調査など取り締まり強化が見られるという。

 中朝国境地帯については先に、北方の豆満江流域で中国側が鉄条網を強化し脱北者など不法往来の取り締まりを強めているとの韓国紙の報道もある。

 またこの夏、北朝鮮は大きな豪雨被害に見舞われたが、今のところ中国から北朝鮮に対する救援提供は発表されていない。これも極めて異例の"冷たい態度" といわれる。ちなみに北朝鮮の水害に対して韓国政府はコメ10万トン、セメント10万トン、鉄筋5000トン、ダンプトラック100台など総額2310億ウォン(約280億円)に上る巨額支援を発表している。

(08/21 21:55)
Sankei Web 国際 税関検査強化・出稼ぎ労働者追放… 中朝国境“緊張”(08/21 21:55)