すべての核施設申告を ブッシュ大統領が金総書記に親書
【北京=有元隆志】ブッシュ米大統領は1日付で、北朝鮮の金正日総書記をはじめ、核問題をめぐる6カ国協議参加5カ国首脳に親書を送った。米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が6日、各国に親書を伝達したことを宿泊先のホテルで記者団に明らかにした。ブッシュ大統領が金総書記に親書を送ったことが公式に確認されたのは初めて。
ヒル次官補は親書の内容に立ち入るのを避けたが、米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官によると、大統領は親書のなかで、北朝鮮が6カ国協議の合意に基づいて、すべての核計画を完全に申告する必要性を強調している。
金総書記は昨年10月の核実験後、大統領に「朝米関係を正常化し、韓国以上に親密な米国のパートナーになる」などとしたメッセージを送っている。
ヒル次官補は北朝鮮を訪れ、5日に朴宜春外相と会談した際、親書を渡した。北朝鮮の朝鮮中央通信も6日、ブッシュ大統領が金総書記に親書を送ったと報じた。
ヒル次官補は、親書の内容は各国で異なると語った。親書に対する北朝鮮からの返答はいまのところないという。
また、ヒル次官補は延期された6カ国協議首席会合について、1月以降になるとの見通しを示したうえで、会合が行われなくても、北朝鮮が年末までに申告を行うことに期待感を示した。
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