横田早紀江さん:「なぜ、助けられないのか」米下院公聴会 | trycomp2のブログ

横田早紀江さん:「なぜ、助けられないのか」米下院公聴会

 【ワシントン西脇真一、和田浩明】横田めぐみさんの母早紀江さん(70)の米下院公聴会での証言は27日午前11時(日本時間28日午前0時)過ぎから始まった。あずき色のスーツに身を包んだ早紀江さんはほおを紅潮させ「なぜ、助けられないのか、悔しくて、悲しくてたまりません」と語りかけた。議員からは「強く心を動かされた」との声が相次いだ。

 日韓を中心としたマスコミ約50社が100席の傍聴席を埋めた。めぐみさんの弟拓也さん(37)が、北朝鮮が提供した拉致直後のめぐみさんの写真を持って立つ中、早紀江さんは「どれほど不安だったでしょう。まだ助けてあげられなくてごめんなさい」と話した。

 証言内容は、滞在先のホテルで「母親としての思いが世界中の人に伝わるように」と、26日深夜まで何度も推敲を重ねた。A4の紙4枚にまとめた原稿を手に、「めぐみたちはまだ元気であちらにいるのです。本当にもう疲れ果てておりますけれど、子どもたちが助けを求めている間は、どんなことがあっても倒れることはできません」と涙を浮かべながら訴えた。

 終了後、記者団に囲まれた下院外交委員会の人権問題等小委員会のスミス委員長は「拉致問題について取り組みを強めたい。7月の主要国首脳会議(G8サミット)で議論されるようブッシュ米大統領に書簡を送り、ライス国務長官にも来週の面会時に公聴会の内容を説明する」と述べた。アジア太平洋委員会のリーチ委員長は「これほど心を動かされた話はない。議会まで来ていただき感謝する」などと語った。

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 AP通信は、証言内容を詳しく紹介し、「拉致に対する怒りの象徴となった少女の母が、深い痛みや失望を涙ながらに語った」などと報じた。公聴会に出席した議員らが「北朝鮮がゆがんだ政権だ」などと非難したことも触れた。

毎日新聞 2006年4月28日 11時45分 (最終更新時間 4月28日 11時46分)
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